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2023年法人向け中古スマホ・タブレットの問い合わせ実績レポート レンタル・販売サービス「Belong One」前年比3倍、買取サービス「Belong買取forBiz」6.5倍に成長

法人向けのスマートフォン、タブレットのレンタル・販売サービス「Belong One」において、2023年の問い合わせ数が前年比約3倍、また法人向け端末買取サービス「Belong買取 for Biz」においては、約6.5倍と大きく拡大しました。
  • SaaS提供者・利用者からの問い合わせ増を背景に問い合わせ数は約3倍に成長

22年に比べ、問い合わせ数は約3倍まで成長しました。

特に、情報通信業や製造業などの業種からの問い合わせが増加しています。これは、端末を利用するSaaS企業を含めた情報通信業やそれらのサービスを活用する製造業の「提供する側」「利用する側」双方から問い合わせが増加していることが背景にあります。

【問い合わせ数の多かった業種ランキング】

1.  情報通信業 27%

2.  製造業 17%

3.  サービス業 16%

4.  建設業 9%

5.  医療・福祉 8%

  • 法人向け販売端末ランキングはホームボタン搭載機種が人気

【Belong One 23年度販売ランキング】

1.   iPhone SE (第2世代)

2.   iPhone XR

3.   iPhone SE (第3世代)

4.   iPhone 8

5.   iPhone 7

6.   iPhone 11

7.   iPad (第6世代)

8.   iPhone 12

9.   iPad (第7世代)

10. AQUOS wish2

2023年度は年間を通してiOSが上位10機種中、9機種と人気となっております。またその中でもiPhone SE (第2世代)、SE (第3世代)、iPhone 8、7と上位10機種中4機種がホームボタンを搭載しており、引き続きホームボタンの人気が見られている状況です。また1位になっているiPhone SE (第2世代)は、ホームボタンはもちろん最新OS(現時点ではiOS17)にアップデート可能で、2020年発売と4年前のモデルになるためコスパも良い点を法人様には評価を受けております。また2位のiPhone XRは、最新のOSにアップデート可能で、より画面やバッテリーが長持ちすることから接客の際などの業務用の利用をされる法人様に人気の機種となっております。3位のiPhone SE (第3世代)は、最新のチップセットを搭載したコストパフォーマンスに優れたモデルとなっており、現状ほとんどが未使用品のご提供になっているため、比較的新しい端末を求めている法人様にご利用いただくことが多いです。

  • 法人においても注目が高まる中古端末市場

中古スマートフォン市場全体が拡大傾向にあり、2022年度の中古スマートフォン販売台数は234万台(前年度比10.4%増)で過去最高を更新し、2025年度には300万台規模になると見込まれています(※1)。また現在使われず自宅に保管されている携帯電話(以下「埋蔵端末」)は年々増加しており、2020年では2億6,480万台、推定価値は3兆円弱だったものが、2022年では約3億555万台、推定価値は2倍超の6.5兆円(※2)となっています。販売は顕著な伸びが見られ、埋蔵端末が増加することによる買取の伸びも見られております。

法人においても、市場における3つの背景から中古端末が注目されつつあります。

1. 新品端末調達の困難

半導体不足による端末枯渇は解消してきているものの、世界的な物価上昇や中国市場での需要低迷、さらに機能の進化の頭打ちや中古市場の拡大を背景に、出荷台数が減少傾向にある新品での調達が困難な状況。

2. 新品価格の上昇

円安の影響が大きく日本国内では、最新のiPhone 15最安機種が、3年前のiPhone12の最安機種の販売価格と比較して約1.5倍に上昇。

3. 環境への意識の高まり

電子機器の購入や廃棄に伴う環境負荷が注目される中、中古スマホタブレットの再利用は持続可能な選択肢として注目されています。実際に、スマートフォンにおいては新品端末よりも中古端末を利用することで、約42%のGHG削減効果(※3)があり、タブレットに関しても同等の効果が見込まれるため、これらの活動を通じて、新品のタブレット端末を利用する台数を削減し環境負荷削減に貢献が可能。

  • 今後の需要予測

上記で述べた「端末調達」「価格」「環境への意識」という観点は継続すると予想され、引き続き中古市場は伸びると考えられます。特に、情報通信業や製造業、サービス業などの業種では、デバイスを活用した業務のデジタル化が進んでおり、スマホやタブレットの利用がますます重要となってくると考えております。今後も企業様の幅広いニーズに対応すべく、デバイスソリューションの提供を通じてお客様の課題解決を実現して参ります。

※1 出典元:MM総研「2022年度 中古スマートフォン市場規模の推移・予測」

※2 出典元:「埋蔵携帯電話の総価値額」(2022年度版) 関西大学名誉教授 宮本勝浩

※3 参考元:一般社団法人サステナブル経営推進機構がLCA分析により算出。新品の「iPhone 11」2台を2年間ずつ使用した場合と、新品の「iPhone 11」1台を2年間使用し、回収・検品・再販後2年間リユースした場合のGHG排出量を比較。

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