法人携帯を安全に処分・廃棄する方法まとめ｜情報漏えいに注意！

ケータイ（ガラケー）からスマホへの乗り換えや、新しい機種への変更など、企業では、まとまった数の法人携帯の処分が必要になる場面があります。

たくさんの重要な情報が記録されている法人携帯は、処分に細心の注意を払わなくてはなりません。

本記事では、「法人携帯を安全に処分する方法を知りたい」という方に向けて、

• 法人携帯を処分する際の注意点
• 法人携帯の処分方法

をわかりやすく解説します。

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法人携帯の処分の際は情報漏えいに注意！

法人携帯の処分に対して、もっとも注意すべきは情報漏えいです。
法人携帯には自社や取引先関係の連絡先や、電子メール・社内システムなどに接続できるアプリなど、さまざまな重要情報が含まれています。

弊社Belongが行った調査によると、半数近い企業が、「個人情報保護/セキュリティ面」への不安をあげています。

（「法人向け携帯」利用における課題｜弊社（Belong）調べ）

処分する前に必ず初期化を

法人携帯を処分する前には、情報が流出しないよう、必ず「初期化」しておきましょう。

iPhone/Androidスマホの初期化方法は、Apple/Googleの公式ページからご覧いただけます。

• iPhone：https://support.apple.com/ja-jp/HT201274
• Androidスマホ：https://support.google.com/android/answer/6088915?hl=ja

最近のスマホはデータが暗号化されており、初期化すれば復元は困難です。
ただし機種やOSのバージョン、設定などによって例外もあるので、不安がある場合は、信頼できる業者に処分を依頼すると良いでしょう。

参考：
暗号化とデータ保護の概要｜Apple
ファイルベースの暗号化｜Android Opone Source Project

法人携帯を処分する5つの方法

ケータイやスマホは、2013年に施行された「小型家電リサイクル法」の対象としてリサイクルが推奨されています。

小型家電リサイクル法は、廃棄物を減らすことに加え、電子機器に含まれるアルミや貴金属、レアメタルの再利用を目的としています。SDGsへの取り組みが重要視される昨今、不要になった法人携帯を適切に処分することは、企業の社会的責任とも言えるでしょう。

法人携帯を適切に処分する主な方法は、次の5つです。

• 自治体
• キャリアショップ
• 家電量販店
• リサイクル業者
• 買取業者

それぞれ解説します。

自治体

法人携帯を自治体で処分する方法です。

自治体によって「不燃ごみ」として回収する場合と、設置された「回収ボックス」に入れて回収する場合がありますので、該当の自治体へご確認ください。

無料で処分できますが、不燃ごみや回収ボックスに出したケータイやスマホは、回収までの間に何者かに持ち去られ悪用される可能性もゼロではありません。

処分する前には必ず初期化しましょう。それでも不安な場合には、次に紹介するキャリアショップでの回収がおすすめです。

キャリアショップ

ドコモ、au、ソフトバンクなどの通信キャリアのショップで処分する方法です。

大手キャリアは、「モバイル・リサイクル・ネットワーク」に加盟しており、処分する端末のキャリアやメーカーを問わず、電池や充電器も含めて無料で回収してくれます。

キャリアショップでは、ケータイパンチ（破砕機）という機械で端末を確実に破壊してデータを復元できない状態にするため安心です。

ドコモでは、法人向けに「ドコモのケータイリサイクルWEB集荷システム」という集荷サービスがあり、まとまった数の端末をショップに持ち込む手間が省けます。

家電量販店

ケータイ・スマホは、多くの家電量販店でも処分できます。

キャリアやメーカーに関わらず回収してくれますが、費用やサービス内容は家電量販店によって異なります。

大手家電量販店のケータイ・スマホ回収サービスの対応状況は次のとおりです。

	携帯電話の回収サービス
ヤマダデンキ	あり（無料）
エディオン	あり（無料）
ヨドバシカメラ	あり（無料）
ケーズデンキ	あり（無料）
ビックカメラ	あり（1,958円） ※自宅から宅配便で回収

リサイクル業者

リサイクル業者に法人携帯の処分を依頼する方法もあります。

業者によっては無料で引き取ってもらうことが可能です。

リサイクル業者を利用する場合には、事前にホームページや口コミなどを調べ、信頼できる業者を選びましょう。

自治体やキャリアショップ、大手家電量販店と比べ、リサイクル業者にはさまざまな業者がいます。悪徳な業者にあたった場合には、ケータイ・スマホを適切に処分されないばかりか、情報を復元して悪用される可能性にも注意が必要です。

以下の観点で業者を選ぶと良いでしょう。

• • 環境省による小型家電リサイクルの認定事業者か？
  • プライバシーマークやISO認証を取得しているか？

買取業者

最後に紹介するのは、買取業者に買い取ってもらう方法です。

端末を解体してリサイクルするのではなく、中古品として再利用されることになります。機種や状態によっては高額で買い取ってもらえる可能性もあるため、お金に変えたい場合には、見積もりを取ってみると良いでしょう。

買取業者についてもリサイクル業者と同様、さまざまな業者がいますので、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

法人携帯の買取については、以下の記事で業者の選び方やおすすめ業者を解説していますので、利用を検討している方はぜひご覧ください。

法人携帯の買取業者を徹底比較！iPhoneやAndroidスマホ、ケータイなど

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