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【IP電話】スマホで固定電話番号を利用する方法|固定電話は廃止すべき?

【IP電話】スマホで固定電話番号を利用す...

2022.07.16

ビジネスフォン

近年、テレワークの浸透を背景に、会社の固定電話を廃止してスマホに置き換える企業が増えてきました。

本記事では、

  • 「会社の固定電話を廃止するとどんな良いことがあるの?」
  • 「会社の固定電話をスマホに移行する方法は?」

とお悩みの方に向けて、

  • 固定電話をスマホに置き換えるメリット
  • スマホを固定電話の代わりに使う方法
  • 固定電話を廃止した事例

を詳しく解説します。

固定電話からスマホに移行するメリット

オフィスの固定電話をスマホに移行する主なメリットは次のとおりです。

  • 電話の取次ぎが減らせる
  • 構成を柔軟に変更できる

それぞれ解説します。

電話の取次ぎが減らせる

固定電話をスマホに移行することで、電話の取次ぎ対応を減らすことができます。

テレワークで多くの企業が感じている課題が「電話対応の難しさ」です。

具体的には、固定電話に対応するために持ち回りで出社したり、電話転送などで特定の社員に負担が掛かったりといった課題があります。

こうした課題を放置すると、次のようなリスクがあります。

  • 取次ぎ対応する社員の業務効率や、モチベーションの低下
  • 取引先からの信頼・顧客満足度の低下
  • ビジネス機会の損失

固定電話をスマホに移行することで、テレワーク中でもオフィスと同様に電話対応が可能となり、課題とリスクを解消できます。

テレワークにおける電話対応の課題と対策は、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

テレワークで電話対応をスムーズに行う方法|携帯電話を活用して取次ぎ不要に

構成を柔軟に変更できる

固定電話をスマホに移行することで、オフィスの電話線の配線が不要になるため、座席の構成を柔軟に変更できるメリットもあります。

組織変更などでレイアウト変更する際の、配線工事にかかる費用の削減も可能です。

テレワークの多い企業では、固定の座席を廃止して、出社した社員が自由な座席で仕事をするフリーアドレス化への移行も容易になります。

スマホを固定電話の代わりに使える「IP電話」

IP電話を活用すれば、スマホを固定電話の代わりに使えます。

IP電話とは、電話回線ではなく、インターネット回線を利用して通話する電話のことです。一般的なIP電話では、050から始まる電話番号が割り当てられます。

しかし、050からの始まる電話番号は広く浸透していないため、不審感を抱く人も少なくありません。

IP電話でも、通常の市外局番で始まる固定電話番号が使えるのが望ましいでしょう。

スマホで固定電話番号が利用できるIP電話サービスとして、次の2つを紹介します。

  • 固定電話番号取得サービス
  • クラウドPBX

固定電話番号取得サービス

固定電話番号取得サービスとは、スマホアプリで固定電話番号を利用できるサービスです。

サービスによって、固定電話番号の複数端末での共有や、保留・転送、内線通話といったオフィスの固定電話と同様の使い方も可能です。

一例として、下記の3社の特徴を見てみましょう。

03plus CITVPlus ネオ・モバイルコール
主な特徴 充実した機能 最短10分で開通 通話料金が安い
初期費用 0円〜 5,500円〜 0円〜
月額料金 1,078円
※年払いプランあり
1,078円 1,650円〜
通話料金
※スマホから発信する場合
22円/30秒
※10分かけ放題あり
固定電話:8.8円/3分
携帯電話:19.25円/1分
固定電話:8.25円/3分
携帯電話:15.95円/1分
市外局番提供エリア
※2022年7月現在
46エリア 9エリア 5エリア

クラウドPBX

クラウドPBXとは、ビジネスフォンの主装置(PBX)に相当する機能をインターネット経由で利用するサービスです。

初期費用を抑えて導入でき、専用アプリを利用することでスマホを固定電話代わりに利用できます。保留・転送や内線通話といった基本機能に加え、サービス事業者によって豊富なオプション機能も利用可能です。

固定電話番号取得サービスも広い意味ではクラウドPBXに含まれますが、クラウドPBXの方がより多機能で、大規模向けといえます。

クラウドPBXについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください

クラウドPBXとは?メリット・デメリットや選び方を徹底解説!

IP電話の注意点

固定電話番号を利用できるIP電話サービスは非常に便利ですが、次の3点には注意が必要です。

  • 発信できない番号がある
  • 市外局番の取得には住所が必要
  • 回線の種類や設定によっては利用できない

それぞれ解説します。

発信できない番号がある

IP電話では、「110」「119」などの緊急通報をはじめとした一部の電話番号には発信できません。

固定電話を完全に廃止する場合は、携帯電話番号との使い分けが必要です。

市外局番の取得には住所が必要

IP電話で市外局番から始まる固定電話番号を取得するには、該当エリアの住所からの申込が必要です。

IP電話で利用できる固定電話番号は、全国の市外局番が対応されている訳ではなく、主要都市に限られます。

従って、対象外の地域に住所を置く企業では、050番号になってしまう点に注意しましょう。

回線の種類や設定によっては利用できない

IP電話は、基本的にインターネット環境があれば利用可能ですが、一部の環境では利用できない場合があります。

例えば以下のモバイル回線を利用してインターネット接続しているサービスでは利用できません。

  • SoftBank Air
  • nuroモバイルの「HOME Wi-Fi」

また、「PPPoE IPv4」以外の接続方式でインターネット接続している場合も、利用できないことがあります。

サービスの導入を検討する際は、事前に利用環境を確認しましょう。

企業が固定電話を廃止した事例

大手企業でも固定電話からスマホへの移行が進んでいます。

次の2つの銀行での導入事例を見てみましょう。

  • 三菱UFJ銀行
  • 十六銀行

三菱UFJ銀行

メガバンクの一つである三菱UFJ銀行は、2021年度中に社内の固定電話を75%削減し、スマホに移行すると発表しました。

新型コロナ対策でのテレワークが増加し、固定電話に出られなかったり、取次ぎに手間がかかったりする問題への対応として、国内本部と支店の従業員に約3万5千台のスマホを配布するとしています。

三菱UFJ銀行の狙いは次のとおりです。

  • テレワーク中の取次ぎの手間を省き生産性を向上
  • 全体の通信料を年間10億円程度削減
  • スマホのネット会議や社内チャットなどを活用して業務効率化

新型コロナによる働き方の変化が、固定電話廃止のきっかけとなった事例といえます。

参考:三菱UFJ銀、社内の固定電話75%削減|産経ニュース

十六銀行

岐阜県に本店を置く地方銀行である十六銀行は、2020年に全店で固定電話を廃止しました。

全行員約3,200人にスマホを配布し、顧客からの問い合わせはコールセンターで集中受電して担当者へ取次ぐ形に統一しています。

十六銀行の狙いは次のとおりです。

  • 年間2,000万円程度のコスト削減見込み
  • フリーアドレス化やテレワークなどに柔軟に対応
  • ワークフローやビジネスチャットなどを利用し行内コミュニケーション改善

コロナ禍以前からの固定電話廃止計画が、コロナ禍でのテレワーク導入をスムーズにした事例といえます。

参考:株式会社十六銀行 |クラウドMAM市場シェアNo.1 – moconavi(モコナビ)

まとめ

固定電話からスマホに移行すると、

  • 電話の取次ぎが減らせる
  • 構成を柔軟に変更できる

といったメリットがあります。

「固定電話番号取得サービス」や「クラウドPBX」といったIP電話を導入すれば、スマホから固定電話番号を利用可能です。

固定電話とスマホを併用する方法としては、「スマホの内線化」があげられます。
スマホの内線化については下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧になってみてください。

スマホの内線化とは?メリット・デメリットや具体的な方法を紹介

 

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