【2022年】法人携帯のおすすめプラン・機種を目的別に紹介

通信各社では、法人向けのプランや機種が用意されています。
プランや機種を選ぶ際には、自社のニーズを明確にして、適したものを選ぶことが大切です。

この記事では、法人携帯の利用目的に応じたおすすめのプランと機種を紹介していきます。

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【比較】大手キャリアと格安SIMはどちらがおすすめ？

まずはじめに、大手キャリアと格安SIMの違いを見てみましょう。
プランの充実度と料金はおおむね比例しています。

大手キャリアと格安SIMの主な違いは、下記のとおりです。

		大手キャリア	格安SIM
月額料金		高い	安い
通話	かけ放題（時間制限なし）	あり	ないところが多い
データ通信	無制限プラン	あり	なし
	通信速度	高速	低速〜高速
サービス内容	オプション	多い	少ない
	独自メールアドレス	あり	ないところが多い
	キャリア決済	可	不可
	店舗	多い	少ない

サブブランド（UQ mobileとワイモバイル）は、大手キャリアと格安SIMの中間的な位置づけです。

大手キャリアと格安SIMの詳しいプラン比較は、以下の記事をご覧ください。

【目的別】法人携帯のおすすめプラン｜キャリア・格安SIM10社を徹底比較

【目的別】法人携帯のおすすめプラン

最適なプランは、法人携帯の利用目的によって異なります。プランを選ぶ際には、事前に自社のニーズを明確にしておくことが大切です。

ここでは、以下の3つの目的に適したおすすめのプランを紹介します。

• 通話を重視したい
• データ通信を重視したい
• eSIMを利用したい

法人契約可能なプランの一覧は、以下の記事をご覧ください。

【全32社】法人契約できるキャリア・格安SIM一覧｜おすすめプランも

 

通話を重視したい

法人携帯を通話メインで利用する場合は、「かけ放題オプション」を付けられるプランがおすすめです。
かけ放題には大きく、「完全かけ放題」と「一定時間かけ放題」の2種類があります。

大手キャリアは各社とも「完全かけ放題」と「5分かけ放題」が用意されています。

【3大キャリア】法人携帯のかけ放題を比較｜注意点や料金を抑える方法も

格安SIMの場合は「一定時間かけ放題」タイプがほとんどです。

【格安SIM】法人携帯のかけ放題を比較｜注意点や料金を抑える方法も

かけ放題を付けるべきか判断する方法

1か月の通話時間が「かけ放題の料金 ÷ 1分あたりの通話料金」より多い場合には、かけ放題を付けた方がおトクになります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

【比較】法人契約可能なおすすめかけ放題プラン｜キャリアから格安SIMまで

データ通信を重視したい

法人携帯で通話を行わない場合には、データ通信専用プランがおすすめです。音声通話が付いていない分、割安な月額料金で利用できます。
LINEや050電話などの通話アプリを使えば、データ通信で通話も可能です。

【比較】法人契約できるデータ通信専用SIMまとめ｜全12社の特徴を解説！

オフィス外でのWeb会議や業務用アプリなどで大容量のデータ通信を行う場合は、容量を気にせず使えるデータ無制限プランや大容量プランがおすすめです。

【使い放題】データ無制限で使える法人プランまとめ｜大容量プランも

社内の複数の端末でデータ容量を分け合える「データシェア」が可能なプランもあります。社員によってデータ消費量にバラツキがある場合に、全体で無駄なく利用することが可能です。

【2022年】データシェア可能な法人向けプランまとめ｜大手キャリアから格安SIMまで

eSIMを利用したい

「eSIM」とは、端末に内蔵されているSIMカードのことです。
抜き差し不要で、オンラインで即時発行できることがメリットです。

eSIMを利用したい場合には、対応しているプラン・機種を選ぶ必要があります。

eSIMが使える法人向けプランは、以下の記事で詳しく解説しています。

eSIMが利用できる法人プランまとめ｜大手キャリアから格安SIMまで

【比較】スマホとケータイはどちらがおすすめ？

おすすめの機種は、企業ごとの利用目的や用途によって異なります。

まずはスマホとケータイの違いを見てみましょう。

	スマホ	ケータイ
端末代金	一般的にケータイより割高 型落ちや廉価モデルでは割安な場合もあり	一般的にスマホより割安
月額料金	一般的にケータイより割高 データ量を抑えたプランでは割安な場合もあり	一般的にスマホより割安
機能	ビジネス向けアプリ利用によりケータイに比べ圧倒的に多機能	通話がメイン 機種によってLINEやPCメールの利用も可能
セキュリティ	会社の重要情報へアクセスする場合リスクが高い	機能が限られる分、スマホよりはリスクが低い
バッテリー持ち	通話時間や待受時間はケータイ以上 ただし、アプリを頻繁に利用する場合は充電の減りが早い	通話時間はスマホ未満 通話メインで使う場合は充電の減りがゆるやか

上記の特徴を踏まえ、スマホとケータイがおすすめの場合は、それぞれ以下のとおりです。

スマホがおすすめ	ビジネス向けアプリによる生産性向上や業務効率化を図りたい ビジネスチャットやWeb会議などコミュニケーションツールとして活用したい 従業員がスマホを使い慣れている
ケータイがおすすめ	必要最低限の通話が目的 端末の購入費用、月額料金を安く抑えたい 従業員の年齢層が高くケータイを使い慣れている

詳しくは、下記の記事をご覧ください。

【比較】社用携帯はスマホとケータイどちらがおすすめ？移行方法も

【比較】iPhoneとAndroidスマホはどちらがおすすめ？

スマホには大きく分けて、「iPhone」と「Androidスマホ」の2種類があります。
どちらを選んでも、基本的にできることは変わりません。

それぞれの主な特徴は以下のとおりです。

	iPhone	Androidスマホ
OS	iOS	Android
OSの開発元	Apple	Google
OSのサポート期間	5年前後	2年前後
端末の製造メーカー	Apple	世界中のメーカー
製品のラインナップ	少ない	きわめて多い
価格帯	中価格〜高価格	低価格〜高価格
セキュリティ	きわめて高い	高い
アプリのインストール	「App Store」からのみ	「Google Play」以外からも可能
カスタマイズ	可能	より柔軟に可能

詳しくは、下記の記事をご覧ください。

【徹底比較】法人携帯はiPhoneとAndroidスマホどっちがいい？

法人スマホを安全・快適に運用する方法

法人携帯としてiPhoneやAndroidスマホを導入する場合、情報流出やサイバー攻撃への対策が重要です。
安全・快適に運用するため、以下の対策を行いましょう。

• モバイル端末をまとめて管理する「MDM（モバイルデバイス管理）」の導入
• 私的利用の禁止やトラブル時の対処法など、「利用ルール」の策定・周知

社用携帯としてiPhoneを支給するメリット・デメリット｜おすすめ機種も

法人携帯におすすめの機種

• iPhone
• Androidスマホ
• ケータイ

それぞれについて、おすすめの機種を紹介していきます。

iPhone

iPhoneは基本性能が高く、サポート期間も長いのが特徴です。そのため、通常のビジネス利用では、型落ち機種でも快適に使えます。

そんなiPhoneの中で、法人携帯におすすめなのが以下の2機種です。

• iPhone SE（第2世代）
• iPhone 8

それぞれの特徴を見てみましょう。

iPhone SE（第2世代）

「iPhone SE（第2世代）」は、コンパクトなボディに、通常のビジネス利用には十分な性能を搭載しています。
iPhoneの上位機種（iPhone 14、14Proなど）と比べて、導入費用を抑えられるのも魅力です。

発売	2020年4月
ディスプレイ	4.7インチ 液晶 1,334×750ピクセル
チップ	A13 Bionic
メモリ容量	非公開（3GB）
ストレージ容量	64GB、128GB、256GB
外部ストレージ	×
バッテリー容量	非公開（1,821mAh）
カメラ	アウトカメラ：1,200万画素 インカメラ：700万画素
生体認証（顔/指紋）	× / ◯
防水・防塵	◯ （IP67）
5G	×

より高い性能や5Gの利用を希望の場合は、同じボディで性能が進化したiPhone SE（第3世代）もご検討ください。

iPhone 8

「iPhone 8」は、iPhone SE（第2世代）のベースとなった機種で、本体サイズやディスプレイなどの外観は同じですが、性能はやや落ちます。

とはいえ、2022年のミドルレンジスマホ並みの性能を持ち、通常のビジネス用途では問題なく使えるでしょう。2022年9月に配信された最新のiOS 16にも対応しています。

発売	2017年9月
ディスプレイ	4.7インチ 液晶 1,334×750ピクセル
チップ	A11 Bionic
メモリ容量	非公開（2GB）
ストレージ容量	64GB、128GB、256GB
外部ストレージ	×
バッテリー容量	非公開（1,821mAh）
カメラ	アウトカメラ：1,200万画素 インカメラ：700万画素
生体認証（顔/指紋）	× / ◯
防水・防塵	◯ （IP67）
5G	×

Androidスマホ

Androidスマホの魅力は、ローエンドからミドルレンジ、ハイエンドまで、豊富な機種の中から自社の用途に合ったスマホを選べることです。

法人携帯としてAndroidスマホを選ぶ際には、「Android Enterprise Recommended（AER）」に対応している機種を選ぶのがおすすめです。

【2022年】法人向け携帯（スマホ・ケータイ）の現行機種一覧

法人携帯としておすすめのAndroidスマホは、以下の2機種です。どちらもAERに対応しています。

• AQUOS wish2
• arrows We

それぞれの特徴を見てみましょう。

AQUOS wish2

「AQUOS wish2」は、リーズナブルな価格ながら、通常のビジネス利用に十分な性能と機能をそなえたシンプルなAndroidスマホです。

防水・防塵に加えて、高い耐衝撃性を備えており、さまざまなシーンで安心して長く使えます。

発売	2022年6月
ディスプレイ	約5.7インチ 液晶 1,520×720ピクセル
チップ	Snapdragon 695
メモリ容量	4GB
ストレージ容量	64GB
外部ストレージ	〇（最大1TB）
バッテリー容量	3,730mAh
カメラ	アウトカメラ：約1,300万画素 インカメラ：約800万画素
生体認証（顔/指紋）	× / ◯
防水/防塵	◯ （IP67）
5G	◯

arrows We

「arrows We」は、ビジネス用途に十分な性能・機能を備えた、低コストで導入できるAndroidスマホです。マスク通話でもクリアに聞こえる「はっきりマイク」を搭載しています。

4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、外回り中心のビジネスマンでも充電を気にせず使えるのも魅力です。

発売	2021年12月
ディスプレイ	約5.7インチ 液晶 1,520×720ピクセル
チップ	Snapdragon 480
メモリ容量	4GB
ストレージ容量	64GB
外部ストレージ	〇（最大1TB）
バッテリー容量	4,000mAh
カメラ	アウトカメラ：約1,310万画素（広角）+約190万画素（マクロ） インカメラ：約500万画素
生体認証（顔/指紋）	× / ◯
防水/防塵	◯（IP68）
5G	◯

ケータイ

ケータイを導入する場合は、必ず4G対応ケータイ（ガラホ）を選択しましょう。
3Gケータイ（ガラケー）は、3Gサービス終了に伴い、今後数年以内に利用できなくなります。

【法人向け】ガラケーはいつまで使える？スマホに乗り換える方法を徹底解説

法人携帯におすすめのケータイは以下の2機種です。いずれも4Gに対応しています。

• DIGNO ケータイ カメラレス KY-43C
• SH-03L

それぞれの特徴を見てみましょう。

DIGNO ケータイ カメラレス KY-43C

「DIGNO ケータイ カメラレス KY-43C」は、2023年3月以降に発売予定のビジネス向け最新ケータイです。カメラ非搭載で、カメラ持ち込み禁止の現場でも利用できます。

電話帳登録外の発着信制限や、業務に不要なアプリの利用制限、複数端末への設定複製など、ビジネスシーンで安心・安全に使える機能を搭載しているのが魅力です。

発売	2023年3月以降（発売予定）
ディスプレイ	約3.4インチ 液晶 854×480ピクセル
チップ	MediaTek Helio A22
メモリ容量	1GB
ストレージ容量	8GB
外部ストレージ	〇（最大32GB）
バッテリー容量	1,500mAh
カメラ	非搭載
生体認証（顔/指紋）	× / ×
防水/防塵	◯ （IP58）
5G	×

類似機種として、「GRATINA KYF42」や 「DIGNO ケータイ4 for Biz」があります。

SH-03L

「SH-03L」は、ビジネスシーンで安心して使えるカメラレスケータイです。端末一括設定や遠隔ロックなどにも対応しています。

内線サービス「オフィスリンク」、聞きやすい電話、高い耐久性など、ビジネスに必要な機能が搭載されており安心して利用可能です。

発売	2019年7月
ディスプレイ	約3.4インチ 液晶 960×540ピクセル
チップ	Snapdragon 210
メモリ容量	1GB
ストレージ容量	8GB
外部ストレージ	〇（最大32GB）
バッテリー容量	1,680mAh
カメラ	非搭載
生体認証（顔/指紋）	× / ×
防水・防塵	◯（IP58）
5G	×

類似機種として、「AQUOS ケータイ4」があります。

法人スマホをお得に導入する方法

法人スマホをお得に導入する2つの方法を紹介します。

• 中古スマホや法人向けスマホレンタル
• サブブランドや格安SIM

中古スマホや法人向けスマホレンタル

法人スマホの導入コストを抑える方法として、中古スマホや法人向けスマホレンタルの活用がおすすめです。

近年のスマホは基本性能が高く、型落ち機種でも通常のビジネス利用に十分な性能・機能を持っています。新品端末にこだわりがなければ、中古スマホの購入も選択肢に入れると良いでしょう。

また、レンタルというと短期利用のイメージがありますが、中古スマホのレンタルであれば長期利用の場合でも、購入するよりトータルコストを抑えられる場合があります。

法人スマホはレンタルと購入どちらがお得？レンタルサービスまとめ

サブブランドや格安SIM

法人スマホの運用コストを抑えるには、サブブランドや格安SIMの活用がおすすめです。

法人向けプランを提供している格安SIMも多くあり、大手キャリアと比べて割安な月額料金で利用できます。
混雑時間帯に通信制限がかかるなどのデメリットはありますが、許容できる企業であれば運用コストを大きく抑えられるでしょう。

【目的別】法人携帯のおすすめプラン｜キャリア・格安SIM10社を徹底比較

まとめ

通信各社では、法人向けのプランや機種が用意されています。

法人契約の際には、自社の法人携帯の利用目的を明確にし、以下のような観点で適したプランを選びましょう。

• 通話を重視したい
• データ通信を重視したい
• eSIMを利用したい
  など

機種選びでは、ビジネスアプリの利用ニーズや従業員の年齢層などに応じて、スマホかケータイかを決めます。その後、自社の利用目的に適した性能や機能を持つ機種を選びましょう。

スマホをお得に導入したい場合には、中古スマホや法人向けスマホレンタルがおすすめです。

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