ICT教育でタブレットを導入するメリット・デメリット|現状と課題も紹介
2023.08.24
GIGAスクール構想によって、タブレットを活用した学習が広がりました。
「タブレット学習のメリットやデメリットを詳しく知りたい」、「ICT教育に課題はあるの?」と疑問を持っている方も多いでしょう。
本記事では、
- タブレット学習のメリットとデメリット
- ICT教育の現状や課題
など、ICT教育に関する疑問について、詳しく解説していきます!
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目次
ICT教育とは
ICT教育とは、ICT(情報通信技術)を活用した教育のことです。
具体的には、タブレットなどのデジタル機器やインターネットを導入し、デジタル教科書や学習用アプリを利用しながら、従来より効率的な学習を可能にします。
文部科学省の「GIGAスクール構想」においては、おもに小中学校のICT環境の整備が実行され、さまざまな教育機関でICT教育の導入が進められています。
GIGAスクール構想の詳細は別記事でご覧いただけます。
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タブレット学習のメリット・デメリット
ICT教育では、タブレット端末が活用されることが多くあります。
タブレットを使った学習のメリットとデメリットを見てみましょう。
タブレット学習のメリット
タブレット学習の主なメリットは下記の3つです。
- ITリテラシーの育成につながる
- 生徒一人ひとりに合わせた指導ができる
- 生徒と教師の負担が減る
ITリテラシーの育成につながる
タブレット学習は、生徒のITリテラシーの育成につながります。
- 電子機器やITツールの基本操作
- 必要な情報を探し取捨選択する能力
- トラブルの対処方法
など、ITツールの使い方や活用方法が自然と身につくでしょう。
参考:総務省「タブレットPCを使って ICTリテラシーを⾼めよう!」
生徒一人ひとりに合わせた指導ができる
タブレット学習は、黒板を使った画一的な授業と異なり、生徒一人ひとりに合わせた指導が可能です。
- 生徒の習熟度に合わせた課題に変更できる
- 生徒それぞれが好奇心の持つ事柄について調べられる
生徒と教師の負担が減る
タブレット学習によるペーパーレス化で、生徒も教師双方の負担を減らせます。
生徒 |
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教師 |
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タブレット学習のデメリット
タブレット学習の主なデメリットは下記の3つです。
- タブレットで遊んでしまう可能性がある
- 文字を書く機会が減る
- ICT環境や管理体制を整備する必要がある
タブレットで遊んでしまう可能性がある
タブレット学習では、子供がついタブレットで遊んでしまい、学習に集中できない可能性があります。
タブレットを長時間利用することで、視力や睡眠の質が低下するリスクも。
機能制限やアクセス制限によって、ある程度コントロール可能です。
ただし制約をかけるほど利便性が下がり、タブレット学習のメリットが薄れてしまう難しさがあります。
タブレット学習では、ルールの徹底や周囲の見守りなど、子供が適切に利用できる仕組み作りが大切です。
文字を書く機会が減る
メリットも多いタブレット学習ですが、最近ではかえって学力の低下を招く可能性も指摘されています。
タブレットの場合は、紙と比較すると文字を書く機会が減ります。
さらに、教科書などを読み込まなくても答えをすぐに知れるため、読解力の低下などを引き起こす可能性もあるでしょう。
タブレットのみで学習するのではなく、紙とタブレットを適切に使い分けることが求められます。
ICT環境や管理体制を整備する必要がある
タブレットを導入する際には、通信環境の整備が必要です。
とくに家庭学習で利用する場合、家庭によって通信環境が異なり、十分に活用できない可能性があります。
また機材トラブルが生じた際にも対応できるように、管理体制を整えておく必要があります。
タブレットを活用したICT教育の現状
GIGAスクール構想によって、現在はほぼすべての小中学校で「1人1台端末」が実現しています。
文部科学省の「教育の情報化に関する進捗状況について」によると、全自治体のうち1,785の自治体(98.5%)が、令和3年度内に整備を完了しました。
全国の小中学校のうち半数以上で、ほぼ毎日タブレットを活用した授業が行われています。
タブレットの活用シーンは、
- 必要な情報を調べる
- 自分の意見をまとめ発表する
- 生徒と教師のやりとり
などさまざまです。
出典:文部科学省「教育の情報化に関する進捗状況について」
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家庭におけるタブレットの利用
家庭におけるタブレット学習も行われていますが、学校での利用と比べると、まだ普及しているとはいえない状況です。
先の調査によると、タブレットを毎日持ち帰っている学校は全体の2割から3割で、毎日利用している学校はさらに半分ほど。
「持ち帰ってはいけない」、「非常時のみ持ち帰り」という学校も多く見られます。
タブレットを活用したICT教育の課題
タブレット学習を含むICT教育の課題として、自治体や学校、教員によって活用の幅に格差があることがあげられます。
「教育の情報化に関する進捗状況について」によると、タブレットをほぼ毎日利用している小学校は、熊本市では95%以上ある一方、岡山市では約29%にとどまります。
格差の要因は、
- 予算
- 学校の方針
- 教員のITリテラシー
などさまざまです。
GIGAスクール構想は、「ハード」と「ソフト」、「指導体制」の3つで構成されています。
- ハード:ICT環境整備の抜本的充実
- ソフト:デジタルならではの学びの充実
- 指導体制:日常的にICTを活用できる体制
参考:https://www.mext.go.jp/content/20200605-mxt_chousa02-000007680-6.pdf
ほぼすべての小中学校で「1人1台端末」が実現した今、「ソフト」や「指導体制」の拡充が求められます。
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高校では保護者の負担が大きい場合も
高校においては、GIGAスクール構想で利用できる補助金が限定的なため、自治体によっては「保護者負担」で端末を用意している状況です。
文部科学省の「高等学校における学習者用コンピュータの 整備状況について 」によると、25の自治体が設置者負担を原則とし、22の自治体が保護者負担を原則としています。
保護者負担は、主に「BYOD」と「BYAD」2通りの方法があります。
BYOD(Bring Your Own Device) | 生徒がもともと持っていたり自ら選んだりした端末を持ち込み、学習に活用すること |
---|---|
BYAD(Bring Your Assigned Device) | 自治体や学校が指定した端末を持ち込み、学習に活用すること |
また同様に私立の小中学校でも、補助金が少ない(端末費用の1/2まで)ことなどから、ICT環境の整備の遅れが指摘されています。
出典:文部科学省初等中等教育局 修学支援・教材課「高等学校における学習者用コンピュータの 整備状況について (令和5年度当初)」
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