MDM(モバイルデバイス管理)とは?仕組みから選び方までわかりやすく解説します!
2022.03.27
モバイルデバイス(スマートフォンやタブレット)を業務で利用する際は、適切に運用することが求められます。
そこで役に立つのが「MDM(モバイルデバイス管理)」です。
この記事では、
- 「そもそもMDMって何?」
- 「どうやって選べばいいの?」
という方に向けて、MDMでできることや注意点、選び方の基準など、MDM の導入に必要な知識をまとめて解説していきます。
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Table of Contents
MDMとは
「MDM」とは、「Mobile Device Management(モバイルデバイス管理)」の略で、モバイルデバイス(スマートフォンやタブレット)を、まとめて設定・管理する仕組みのことです。
MDMを導入することで、業務の効率化やセキュリティの向上が期待できます。
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MDMでできること
MDMでできることは、大きく分けて3つあります。
- デバイスの設定
- リモート制御
- 利用状況の確認
デバイスの設定
MDMでは、複数のデバイスをまとめて設定することができます。
- ネットワーク設定
- 業務に必要なアプリのインストール
- OSやアプリのアップデート
- 業務に必要なアプリの無効化
- フィルタリング設定
など、グループポリシーをまとめて反映可能です。
リモート制御
MDMでは、デバイスをリモートから制御できます。
万一、デバイスを紛失したり盗難されたりしたときは、
- リモートロック(ロックをかける)
- リモートワイプ(データを削除し設定を初期化する)
といったことが可能です。
利用状況の確認
デバイスごとの利用状況を確認できるので、不正利用によるトラブルを未然に防ぐことができます。
MDMの注意点
MDMは業務の効率化やセキュリティの向上に役立ちますが、注意点もあります。
たとえばデバイスを紛失した際、何らかの理由でネットワークに接続できないと、リモート制御ができません。
また、MDMによる制限が厳しくなりすぎると、デバイスの使い勝手が悪くなり、
- 社員から反感を買う
- 私用デバイスを業務に流用してしまう
といったことも考えられます。
MDMを導入する際は、
- 社内ルールの策定やセキュリティ対策アプリの導入など、包括的に仕組みを整える
- 必要以上の制限は避ける
といったバランスが大切です。
MDM関連用語
MDMと関連する用語と、その意味を見てみましょう。
EMM | Enterprise Mobility Management | MDMにくわえて、MAMやMCMを含む包括的な仕組み。 |
---|---|---|
MDM | Mobile Device Management | 業務で利用する端末(OSや設定など)を管理する仕組み。 |
MAN | Mobile Application Management | 業務で利用するアプリを管理する仕組み。 |
MCM | Mobile Contents Management | 業務で利用するコンテンツ(ファイル)を管理する仕組み。 |
BYOD | Bring Your Own Device | 社員が個人で所有しているスマートフォンやタブレットなどを、業務で活用する仕組み。 MDMやMAM、MCMと合わせて導入することが多い。 |
管理ツールの詳しい違いは、下記の記事で解説しています。
「BYOD」のメリット・デメリットや導入までの流れについては、下記の記事からご覧いただけます。
MDMの選び方
MDMは下記の順番で導入するとスムーズです。
- MDMを導入する目的を明確にする
- セキュリティポリシーを決める
- 目的やセキュリティポリシーに合致したMDMを選定する
MDM導入・運用検討ガイド|一般社団法人情報サービス産業協会
https://www.jisa.or.jp/it_info/engineering/tabid/1625/Default.aspx
ここでは、MDMを選ぶ基準を詳しく解説していきます。
- サービス提供方式
- 対応プラットフォーム
- 通信方式
- 機能・料金
- サポート
具体的なMDMサービスは下記の記事で紹介しています。
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サービスの提供方式
MDMサービスの提供方式は、「クラウド(SaaS)型」と「オンプレミス型」の2種類に分けられます。
クラウド型 | クラウドに構築されたMDMサーバーからデバイスを管理する方式。 |
---|---|
オンプレミス型 | 自社でMDMサーバーを用意する方式。 |
MDMサービスの多くは「クラウド型」です。
自社でMDMサーバーを用意する必要がないので、手軽に導入できるメリットがあります。
クラウド型は、基本的に利用する台数に応じて料金が発生するため、大規模な利用の場合は、「オンプレミス型」のほうがコストを抑えられる可能性があります。
対応プラットフォーム
モバイルデバイスでMDMを利用する際は、下記の機能に対応していることを確認しておきましょう。
iOS | Apple Business Manager | Apple IDの管理、アプリの購入など |
---|---|---|
Android | Android Enterprise | セキュリティポリシーの設定、Google Playのカスタマイズなど |
通信方式
MDMの通信方式は、「ポーリング方式」と「プッシュ方式」の2種類に分けられ、それぞれメリットとデメリットがあります。
ポーリング方式
「ポーリング方式」では、MDMサーバーと登録したデバイスの間で、定期的に通信を行います。
実装は簡単ですが、頻繁に通信するため、バッテリーを消費しやすいデメリットがあります。
プッシュ方式
「プッシュ方式」では、制御が必要になったタイミングでデバイスを呼び出す方式です。
「SMS」を使って呼び出す方法と、「プッシュサービス」から呼び出す方法があります。
機能・料金
MDMサービスによって、対応している機能が異なります。
- アプリやセキュリティポリシーの一斉配信
- リモート制御
- フィルタリング
- 利用状況のモニタリング
など、対応状況を確認しておきましょう。
必要な機能と料金のバランスを見極めることが大切です。
サポート
導入後のサポートも重要です。
- アップデートが迅速に行われるか
- (海外企業が提供するサービスの場合)日本語によるサポートは受けられるか
など確認しておくといいでしょう。
【まとめ】目的やセキュリティポリシーに合ったMDMを選ぼう
MDMを導入することで、業務の効率化やセキュリティの向上が期待できます。
目的やセキュリティポリシーに合ったMDMサービスを選ぶことが大切です。
MDMを導入する際は、下記のポイントを確認しておきましょう。
- サービス提供方式
- 対応プラットフォーム
- 通信方式
- 機能・料金
- サポート
「BYOD」のメリット・デメリットや導入までの流れについては、下記の記事からご覧いただけます。
MDM以外のセキュリティ対策については、下記の記事からご覧いただけます。
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