法人スマホに格安SIMを導入するメリット・デメリット|注意点も

2022.03.18
この記事では、法人スマホ(社用携帯)に格安SIMを導入するメリット・デメリットを解説していきます。
契約前に必ずチェックしておきたいポイントも紹介しているので、ぜひご覧になってみてください。
法人スマホに格安SIMを導入するメリット・デメリット
大手キャリアと比較した、格安SIMのメリット・デメリットを見てみましょう。
格安SIMのメリット
法人スマホに格安SIMを導入するメリットは次の2つです。
- 料金が安い
- 複数のキャリア回線に対応している場合がある
料金が安い
格安SIMの最大のメリットが、月々の料金の安さです。
利用状況によっては、大手キャリアの半額以下に抑えられることも。
1ヶ月に、データ通信を3GB利用する場合で比べてみましょう。
大手キャリアでは、2,000円から5,000円ほど(プランにより異なる)ですが、格安SIMでは1,000円前後から利用できます。
複数のキャリア回線に対応している場合がある
格安SIM会社の中には、複数のキャリア回線に対応しているところもあります。
たとえば「mineo」や「OCNモバイルONE for Business」は、ドコモとau、ソフトバンクの3回線に対応しているので、利用中(または利用予定)の端末に合わせてプランを選べるメリットがあります。
格安SIMのデメリット
法人スマホに格安スマホを導入するデメリットは、下記のとおりです。
- 通信速度が遅くなることがある
- サービスは控えめ
- 実店舗が少ない
通信速度が遅くなることがある
格安SIMの多くは、大手キャリアから回線の一部をレンタルしてサービスを運営しています。
同時に利用できる数が少ないため、場所や時間帯によっては、通信速度が遅くなることも。
対策としては、
- お試し利用できる会社を選ぶ
- 「つながりにくい」と感じたら、他の会社・プランを検討する
といった方法が考えられます。
サービスは控えめ
格安SIMのサービス内容は、大手キャリアと比べると少なめです。
会社によっては、
- 「(時間制限なしの)かけ放題」が利用できない
- 独自のメールアドレスが提供されない
- 独自のモバイルデバイス管理(MDM)やセキュリティサービスがない
など、大手キャリアでは当たり前のように利用できるサービスがない場合があります。
とくに時間制限なしの「かけ放題」が利用できる格安SIMは、ほとんどありません。
あらかじめ、対応状況を確認しておきましょう。
実店舗が少ない
格安SIMの多くは、実店舗がなく(または少なく)、サポートは電話やメール、チャットが中心です。
「わからないことがあっても、ある程度は社内で対処する必要がある」と言えるでしょう。
法人スマホに格安SIMを導入する際の注意点
法人スマホに格安SIMを導入する際、確認しておきたいポイントをまとめました。
- 毎月の通信量(「ギガ数」や「月によって大きな差があるか」など)
- 音声通話やSMSは必要か
- (音声通話が必要な場合)毎月の通話時間
- 独自メールアドレスは必要か
- 利用予定の端末に最適なキャリア回線はどこか(ドコモ・au・ソフトバンク)
最適な会社やプランは、利用スタイルによって異なります。
たとえば、
- 社員間の通話が多い
- 必要なギガ数が多い(数十GB以上)
といった場合は、大手キャリアのほうがお得に利用できることも。
まずは目的を明確にすることが大切です。
【まとめ】格安SIMを上手に使おう
法人スマホに格安SIMを導入することで、モバイル回線のコストを格段に下げられることがあります。
最適な会社やプランは、利用スタイルによって異なります。
まずは目的を明確にすることが大切です。
法人契約できる格安SIMは、下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧になってみてください。
大手3キャリアの料金プラン比較は、下記の記事からご覧いただけます。