iPhoneが値上げされた理由と今後の展望|影響を減らすためにできること
2022.07.26
2022年に入り、身の回りで食品や日用品、ガソリンなどさまざまなモノの値上げが相次いでいます。
そんな中、7月にiPhoneの一斉値上げが発表されました。
本記事では、
- 「iPhone値上げの背景を知りたい」
- 「円安の影響を知りたい」
- 「値上がり対策を知りたい」
とお考えの方に向けて、
- iPhoneが値上げされた理由
- 改訂後の価格
- 今後の展望
- 値上げの影響を減らす方法
を詳しく解説します。
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目次
なぜiPhoneは値上げされたのか
Appleは、2022年3月以降の円安の影響を受け、2022年7月にiPhoneを含む主要製品を一斉値上げしました(iPhoneの値上げ率は10〜25%ほど)。
大手キャリアも追従し、7月15日までに価格を改定済みです。
ニュースイッチ(日刊工業新聞)によると、Appleの2022年4-6月期の売上高は、米国や欧州で伸びた一方、日本市場では円安の影響で15.7%のマイナスでした。
当時はドル円の為替レートが2022年3月の115円台から一時138円台まで円安が進んでいました(2022年10月には一時150円を突破)。
もともとAppleでは、日本向けのiPhone価格を戦略的に他国に比べて安めに設定してきました。そんな中、円安による今回の値上げは、同社が収益を維持するためのやむを得ない選択と言えるでしょう。
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現在のiPhoneの価格
Apple Storeオンラインにおける、現在のiPhone価格は、下記の表のとおりです。
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
---|---|---|---|---|---|
iPhone 14 Pro Max | – | 164,800円 | 179,800円 | 209,800円 | 239,800円 |
iPhone 14 Pro | – | 149,800円 | 164,800円 | 194,800円 | 224,800円 |
iPhone 14 Plus | – | 134,800円 | 149,800円 | 179,800円 | – |
iPhone 14 | – | 119,800円 | 134,800円 | 164,800円 | – |
iPhone 13 | – | 107,800円 | 122,800円 | 152,800円 | – |
iPhone 13 mini | – | 92,800円 | 107,800円 | 137,800円 | – |
iPhone 12 | 92,800円 | 99,800円 | 114,800円 | – | – |
iPhone SE(第3世代) | 62,800円 | 69,800円 | 84,800円 | – | – |
iPhone 14シリーズは13シリーズからさらに値上がり
値上げ後の2022年9月には、最新のiPhone 14シリーズが発売されました。
iPhone 14シリーズの日本での販売価格は、さらなる円安を折り込んでiPhone 13シリーズよりも値上がりしています。
たとえばiPhone 14の価格は、値上げ後のiPhone 13より2,000円高く設定されています。
日本(税込) | 日本(税抜) | 米国(税抜) | ドル円 | ||
---|---|---|---|---|---|
iPhone 14 | 119,800円〜 | 108,909円〜 | 799ドル〜 | 1ドル136円相当 | |
iPhone 13 | 現在 | 107,800円〜 | 98,000円〜 | 699ドル〜 | 1ドル140円相当 |
値上げ後 | 117,800円〜 | 107,090円〜 | 799ドル〜 | 1ドル134円相当 | |
値上げ前 | 98,800円〜 | 89,818円〜 | 1ドル112円相当 |
参考:iPhone 14シリーズの全機種を比較|スペックや価格など
さらなる値上げはある?
2022年10月に発売された新型iPadでは、下記のとおりiPhone 14シリーズよりも為替レートが高く設定されています。
日本(税込) | 日本(税抜) | 米国(税抜) | ドル円 | ||
iPad(第10世代) | 68,800円〜 | 62,545円〜 | 449ドル〜 | 1ドル139円相当 |
また、Apple製品向けのアプリ配信サービスであるApp Storeでも、最低価格が120円から160円に33%値上げされました。
以上のように、iPhone値上げ後も円安の進行に合わせて製品・サービスが値上げされています。
今後の為替相場によって、iPhoneの更なる値上げもあり得るでしょう。
なお、2022年12月現在のドル円レートは、円安が一段落して1ドル135円〜140円付近で推移しています。
これまでの値上げの推移を時系列でまとめると、下記のとおりです。
日付(日本時間) | イベント | 機種 | 日本(税込) | 日本(税抜) | 米国(税抜) | ドル円 | 当時の為替レート |
2021年9月15日 | iPhone 13発表 | iPhone 13 | 98,800円 | 89,818円 | 799ドル | 1ドル112円相当 | 1ドル110円 |
2022年7月1日 | Apple製品の一斉値上げ | iPhone 13 | 117,800円 | 107,090円 | 799ドル | 1ドル134円相当 | 1ドル135円 |
2022年9月8日 | iPhone 14発表 | iPhone 14 | 119,800円 | 108,909円 | 799ドル | 1ドル136円相当 | 1ドル143円 |
2022年10月19日 | 新型iPad発表 | iPad(第10世代) | 68,800円 | 62,545円 | 449ドル | 1ドル139円相当 | 1ドル148円 |
※表は横スクロールできます。
そもそもハイエンドスマートフォンの価格が上昇している
iPhoneに限らず、ハイエンドスマートフォンの価格は年々値上がりしています。
競争の激化(差別化の難しさ)に加え、原材料の高騰や生産・流通の混乱、さらに円安が追い討ちをかけたのです。
Androidスマホのハイエンドモデルの価格をご覧ください。いずれも、最新モデルは前モデルに比べて大幅に値上がりしていることがわかります。
機種 | 最新モデル | 前モデル | 発売時の価格 |
---|---|---|---|
Xperia 1シリーズ | 最新モデル | Xperia 1 Ⅳ | 190,872円 |
前モデル | Xperia 1 Ⅲ | 154,440円 | |
AQUOS Rシリーズ | 最新モデル | AQUOS R7 | 198,000円 |
前モデル | AQUOS R6 | 115,632円 | |
Galazy Sシリーズ | 最新モデル | Galaxy S22 | 127,512円 |
前モデル | Galaxy S21 5G | 99,792円 |
※すべてドコモオンラインショップで一括払いした場合の価格
値上げの一因である半導体不足については、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
【2022年4月】スマホ業界における半導体不足の影響まとめ|現状・今後の展望
今回値上げされたiPhoneも、値上げ前は世界の中で最安水準であり、値上げ後も諸外国と比べれば決して割高ではありません。
今後も競争が続く限り、ハイエンドスマホ価格の上昇傾向は続くものとみられます。
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値上げの影響を減らすためにできること
スマホ価格の上昇が続く中、利用する企業として影響を減らすために何ができるでしょうか。
オススメの対策法を3つ紹介します。
- 型落ち・中古
- レンタル
- BYOD
型落ち・中古
一つ目は型落ちやミドルレンジ機種、中古スマホを活用する方法です。
スマホのビジネス利用において、ハイエンド機種・最新機種のスペックや機能を必要とする場面は多くありません。
近年のスマホは機能が成熟しており、多くの企業は最新機種である必要性は低いと考えています。
(「法人向け携帯」利用におけるアンケート|弊社(Belong)調べ)
そこで、割安な型落ち機種やミドルレンジ機種、中古スマホを選ぶのも一つの選択肢です。
レンタル
次に、法人スマホをレンタルする方法です。
スマホレンタルは、月額のレンタル費用で利用できるため、高価な端末を購入する場合と比べて導入コストを低く抑えられます。
ただし、長期間利用する場合はトータルの費用が高くなってしまうデメリットがあります。
中古スマホのレンタルであれば、長期利用でも購入するよりトータルのコストを安く抑えられる場合もあり、オススメです。
法人スマホのレンタルと購入の比較については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
法人スマホはレンタルと購入どちらがお得?レンタルサービスまとめ
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- 高品質・低価格
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BYOD
最後に紹介するのは、BYODを活用する方法です。
BYODとは、「Bring Your Own Device」の略で、社員の個人所有のスマホを業務に利用することです。
企業にとっては端末購入費用を削減できるメリットがありますが、セキュリティ面のリスクがあります。
MDM(モバイルデバイス管理)やMAM(モバイルアプリケーション管理)といった管理ツールを活用することで、端末管理の効率化やセキュリティ対策を図れます。
MDM(モバイルデバイス管理)とは?仕組みから選び方までわかりやすく解説します!
BYODについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
法人スマホ・タブレットの導入は
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取扱機種(一例) |
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保険・補償 | あり(レンタル料金に含む) |
たとえばiPhone 7なら月額550円、iPad Air2なら月額660円からご利用いただけます(いずれも保証込み)。
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