法人携帯の通信コストを削減する方法|通信費と端末代に分けて紹介!
2022.09.11
法人携帯は業務を効率化できる便利なものですが、導入時の端末代や月々の通信費などのコストがかかります。
多くの社員に法人携帯を配布している場合には、大きな経費負担となっていることでしょう。
本記事では、「法人携帯の料金を削減したい」とお考えの方に向けて、
- 法人携帯の料金削減のポイント
- 通信費・端末代の抑え方
を詳しく解説します。
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Table of Contents
法人携帯の料金を削減するために大切なこと
法人携帯の料金を削減するには、法人携帯の用途や利用目的から自社の利用スタイルを明確にすることが大切です。
自社の利用スタイルは、以下のようなポイントで確認すると良いでしょう。
- 1ヶ月あたりの通話時間
- 主な通話相手(社外 or 社内)
- 1ヶ月あたりのデータ通信料
- 頻繁に利用するアプリ
など
自社の利用スタイルに適した通信会社やプラン、オプションを選ぶことが、通信コスト削減のコツです。
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法人携帯の通信費を削減する方法
法人携帯を利用する上で最も大きなコスト負担は、毎月の「通信費」でしょう。
一人当たりの月々の通信費はそれほど大きくなくても、配布する社員数分の料金が毎月かかり続けるため、トータルでは非常に大きな金額になります。
通信費の削減に効果的な、オプションやプランの選び方を見てみましょう。
- かけ放題
- 通話割引
- セット割引
- データシェア
- スマホデビュープラン
- 格安SIM
かけ放題
「かけ放題」は、所定時間内の通話の通話料が無料になるオプションです。
かけ放題は、大きく以下の3パターンに分けられます。
- 時間無制限のかけ放題
- 1回あたり◯分までかけ放題 (3分/5分/10分など)
- 1ヶ月あたり◯分までかけ放題 (60分/90分など)
かけ放題は、顧客や取引先など社外との通話が多い場合におすすめです。どのパターンのかけ放題が適しているかは、1回あたりの通話時間や頻度など自社の利用スタイルに応じてお選びください。
かけ放題を付けるべきかの判断方法
かけ放題を付けるべきか否かの目安は、「かけ放題の料金 ÷ 1分あたりの通話料金」で判断できます。
たとえばドコモの「ケータイプラン」の場合、「かけ放題の料金」と「1分あたりの通話料金」は次のとおりです。
- かけ放題オプション:1,870円
- 1分あたりの通話料金:44円
「かけ放題の料金 / 1分あたりの通話料金」は、1,870円 ÷ 44円 = 42.5(分)となります。
つまり、1か月あたり43分以上通話(発信)する場合は、かけ放題オプションを付けたほうがお得になる可能性が高いといえます。
以下の記事で、各通信会社のかけ放題プランを詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
【3大キャリア】法人携帯のかけ放題を比較|注意点や料金を抑える方法も
【格安SIM】法人携帯のかけ放題を比較|注意点や料金を抑える方法も
また、法人携帯で通話のみ利用したい場合におすすめのプランは、以下をご覧ください。
【法人携帯】通話のみにおすすめの「かけ放題」付き最安プランを比較
通話割引
「通話割引」は、同一の法人契約内(=社内)の通話がおトクに利用できるオプションです。
大手キャリア各社では、以下の通話割引があります。
通話割引 | 月額料金(税込) | サービス内容 | ||
ドコモ | ビジネス通話割引 | 無料 |
|
|
au | ビジネス通話定額 | au発信 | 330円〜/番号 |
|
KDDI発信 | 990円/番号 |
|
||
ソフトバンク | ホワイトライン24 | モバイル | 1,027円/回線 |
|
おとくライン | アナログ:550円/回線 ISDN:1,100円/回線 |
|
||
おとくラインW | アナログ:550円/回線 ISDN:1,100円/回線 |
|
大手キャリアのプラン比較については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
【2022年版】大手3キャリアの法人プランを徹底比較【ドコモ・au・ソフトバンク】
セット割引
「セット割引」は、固定電話回線と法人携帯のキャリアを統一することで、割引を受けられるオプションです。
大手キャリア各社では、以下のセット割引があります。
セット割引 | 割引額(税込) | |
ドコモ | ドコモ光セット割 | 最大1,100円/月 |
au | auスマートバリュー | 最大1,100円/月 |
ソフトバンク | おうち割 光セット(法人) | 最大1,100円/月 |
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データシェア
「データシェア」は、複数の端末でデータ容量を分け合えるサービスです。
複数の端末や社員間でデータをシェアすることで、端末や社員をまたいでデータ容量を無駄なく利用できます。それによって基本料を節約でき、通信費を削減することも可能です。
データシェアは、大きく次の3つのタイプに分けられます。
- 親回線のデータ容量を子回線でシェア
- 決められたデータ容量を複数回線でシェア
- 余ったデータ容量を翌月に複数回線でシェア
各通信会社のデータシェアサービスについては、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
【2022年】データシェア可能な法人向けプランまとめ|大手キャリアから格安SIMまで
スマホデビュープラン
大手キャリアでは、ケータイ(ガラケー)からスマホへ乗り換える方限定で、おトクに利用できる「スマホデビュープラン」が用意されています。
大手キャリア各社のスマホデビュープランと料金は次のとおりです。
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|---|
プラン | はじめてスマホプラン | スマホスタートプラン(フラット)5G/4G | スマホデビュープラン | |
月額料金 | 3GB | – | 2,288円 ※1年目は1,100円 |
2,728円 ※1年目は990円〜 |
1GB | 1,815円 ※1年目は1,265円 |
– | – | |
速度制限 | 128Kbps | 128Kbps | 128Kbps | |
国内通話料金 | 30秒あたり22円 ※5分以内の国内通話が無料 ※社員間の通話が無料 |
30秒あたり22円 ※5分以内の国内通話が無料 |
30秒あたり22円 | |
音声オプション | 国内通話かけ放題 | 1,100円/月(かけ放題) | 1,100円/月(通話定額 ) | 1,980円/月(定額オプション) |
5分以内の通話かけ放題 | – | – | 880円/月(準定額オプション) |
格安SIM
通信の安さをトコトン重視したい場合には、「格安SIM」の法人向けプランがおすすめです。
混雑時間帯には通信制限がかかるなどのデメリットはありますが、費用を大きく抑えられる可能性が高いです。
大手キャリアと格安SIMの主な違いは以下のとおりです。
大手キャリア | 格安SIM | ||
月額料金 | 高い | 安い | |
通話 | かけ放題(時間制限なし) | あり | ないところが多い |
データ通信 | 無制限プラン | あり | なし |
通信速度 | 高速 | 低速〜高速 | |
サービス内容 | オプション | 多い | 少ない |
独自メールアドレス | あり | ないところが多い | |
キャリア決済 | 可 | 不可 | |
店舗 | 多い | 少ない |
格安SIMの法人向けプランについては、以下の記事で詳しく比較していますので、あわせてご覧ください。
法人携帯の端末代を削減する方法
法人携帯の導入時や、機種変更の際にかかる端末代も大きなコストの一つです。
特に最近は、高額な機種が増えているうえ、インフレや円安の影響で端末代が値上がり傾向にあり、最新機種・新品端末を購入する負担は増しています。
そんな端末代を安く抑えられる、おすすめの方法は以下の4つです。
- 型落ち・中古
- レンタル
- BYOD
- 買取り・下取り
それぞれ見ていきましょう。
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- 高品質・低価格
- キッティングなどの柔軟な対応
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型落ち・中古
一つ目は型落ちやミドルレンジ機種、中古スマホを活用する方法です。
スマホのビジネス利用において、ハイエンド機種・最新機種のスペックや機能を必要とする場面は多くありません。
近年のスマホは機能が成熟しており、多くの企業は最新機種である必要性は低いと考えています。
(「法人向け携帯」利用におけるアンケート|弊社(Belong)調べ)
そこで、割安な型落ち機種やミドルレンジ機種、中古スマホを選ぶのも一つの選択肢です。
レンタル
次に、法人スマホをレンタルする方法です。
スマホレンタルは、月額のレンタル費用で利用できるため、高価な端末を購入する場合と比べて導入コストを低く抑えられます。
ただし、長期間利用する場合はトータルの費用が高くなってしまうデメリットがあります。
中古スマホのレンタルであれば、長期利用でも購入するよりトータルのコストを安く抑えられる場合もあり、オススメです。
法人スマホのレンタルと購入の比較については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
法人スマホはレンタルと購入どちらがお得?レンタルサービスまとめ
BYOD
最後に紹介するのは、BYODを活用する方法です。
BYODとは、「Bring Your Own Device」の略で、社員の個人所有のスマホを業務に利用することです。
企業にとっては端末購入費用を削減できるメリットがありますが、セキュリティ面のリスクがあります。
MDM(モバイルデバイス管理)やMAM(モバイルアプリケーション管理)といった管理ツールを活用することで、端末管理の効率化やセキュリティ対策を図れます。
MDM(モバイルデバイス管理)とは?仕組みから選び方までわかりやすく解説します!
BYODについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
買取り・下取り
機種変更の際に古い端末を廃棄せずに、買取り・下取りに出すことで、端末代の負担を抑えられます。
iPhoneなど、機種や状態によっては高価に買い取ってもらえる場合もあるため、一度見積もってみる価値はあるでしょう。
ただし、多くの重要情報を含んだ法人携帯を買取りに出すにあたり、セキュリティ面には十分注意が必要です。買取業者の中には悪質な業者もいますので、データの消去方法や専門期間の認証取得などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
法人携帯買取のメリットや業者の選び方は、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
法人携帯の買取業者を徹底比較!iPhoneやAndroidスマホ、ケータイなど
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