【3大キャリア】法人携帯のかけ放題を比較|注意点や料金を抑える方法も

2022.06.02
メールやチャットの利用が増えたとはいえ、電話はまだまだビジネスにおけるコミュニケーションツールの中心です。近年はリモートワークの広がりにより、社員同士やお客さま、取引先とスマホで通話する機会が増えた企業も多いでしょう。
そうなると気になるのが通話料ではないでしょうか。
本記事では法人携帯について、
- 「おすすめのかけ放題サービスはどれ?」
- 「通話料金を下げる方法が知りたい」
とお悩みの方に向けて、
- 大手キャリアのかけ放題比較
- かけ放題の注意点
- 通話料金を抑える方法
をわかりやすく解説します。
【法人】大手キャリアのかけ放題サービス比較
ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア各社とも、個人と同じく法人向けにも「かけ放題サービス」を提供しています。
かけ放題の料金はドコモが他社より100円安いものの、各社ほぼ横並びです。おおむね月に40分以上通話(発信)する場合には、かけ放題サービスに加入した方がお得になります。
各社のかけ放題サービスの料金や特徴を紹介します。(料金はすべて税込)
ドコモ
ドコモのかけ放題サービスは、下記の2つです。
- かけ放題オプション:国内通話がかけ放題
- 5分通話無料オプション:1回5分以内の国内通話がかけ放題
「ギガホプレミア」などの契約プランに音声オプションを組み合わせることで、かけ放題サービスを利用できます。
かけ放題サービスの料金は次のとおりです。
音声オプション | 契約プラン | |
5Gギガホプレミア/5Gギガホライト ギガホプレミア/ギガホライト ケータイプラン |
はじめてのスマホプラン | |
かけ放題オプション | 1,870円 | 1,100円 |
5分通話無料オプション | 770円 | ー(無料) |
別途、「ビジネス通話割引」(無料)を申し込むと、社員同士の通話が無料になります。
ドコモの詳しい料金プランについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【2022年版】ドコモの法人契約を徹底解説(料金プラン・割引・オプションなど)
au
auのかけ放題サービスは、下記の2つです。
- 通話定額2:国内通話がかけ放題
- 通話定額ライト2:1回5分以内の国内通話がかけ放題
ドコモと同じく、「ピタットプラン」などの契約プランに通話オプションを組み合わせることで、かけ放題サービスを利用できます。
かけ放題サービスの料金は次のとおりです。
通話オプション | 契約プラン | |
ピタットプラン 5G/使い放題MAX 5G ピタットプラン 4G LTE/使い放題MAX 4G ケータイプラン |
スマホスタートプラン (フラット) 5G/4G | |
通話定額2 | 1,980円 | 1,100円 |
通話定額ライト2 | 880円 | ー(無料) |
別途、「ビジネス通話定額」(月額330円/番号〜)を申し込むと、auからの社員間通話が無料になります。
また、「通話定額2」「通話定額ライト2」に加入すると割込通話や三社通話サービスなどのオプションが無料になります。
auの詳しい料金プランについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【2022年版】auの法人契約を徹底解説(料金プラン・割引・オプションなど)
ソフトバンク
ソフトバンクのかけ放題サービスは、下記の2つです。
- 定額オプション+:国内通話がかけ放題
- 準定額オプション+:1回5分以内の国内通話がかけ放題
ソフトバンクでも、「メリハリ無制限」などの契約プランに通話オプションを組み合わせることで、かけ放題サービスを利用できます。
かけ放題サービスの料金は次のとおりです。
通話オプション | 契約プラン |
メリハリ無制限 ミニフィットプラン+ スマホデビュープラン ケータイ通話プラン ケータイ100MBプラン |
|
定額オプション+ | 1,980円 |
準定額オプション+ | 880円 |
なお、「定額オプション+」「準定額オプション+」に加入すると、以下のサービスが付帯します。
- 留守番電話プラス
- 割込通話
- グループ通話
- 一定額ストップサービス
また、かけ放題オプションとは別に、ソフトバンクの携帯電話と「おとくライン」(ソフトバンクの固定電話)の間で、通話がお得になる「ホワイトライン24」というオプションもあります。
ソフトバンクの詳しい料金プランについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【2022年版】ソフトバンクの法人契約を徹底解説(料金プラン・割引・オプションなど)
かけ放題の注意点
通話時間が多い場合にお得な「かけ放題サービス」ですが、対象外となる通話がある点に注意が必要です。
- SMS
- 国際電話
- 衛星電話/船舶電話
- 「104」や「188」など
各社の対象外通話は次のとおりです。
ドコモ
- 海外での発着信
- WORLD CALL
- SMS
- 0570、0180などの他社接続サービス
- 188特番
- 104の番号案内料
- 衛星電話/衛星船舶電話
- ドコモが指定する電話番号
(参考:法人のお客さま向け料金|ドコモ)
au
- 海外での発信/着信、国際通話
- SMS送信
- 番号案内サービス(104)の利用料
- 行政1XYサービス(188)
- ♯ダイヤル(クイックダイヤル)
- 衛星電話
- 衛星船舶電話
- ナビダイヤル(0570などで始まる番号)/テレドーム(0180で始まる番号)/67コール(0067で始まる番号)などの他社接続サービス通信料
- その他auが指定する番号
(参考:通話定額2/通話定額ライト2|au)
ソフトバンク
- SMS送信
- 国際ローミング通話料
- 国際電話通話料
- ソフトバンク衛星電話サービス
- おしらべダイヤル
- 0180、0570など他社が料金設定している番号への通話料
- 番号案内(104)・SoftBank 携帯電話から留守番電話センター宛の国内通話など
- その他ソフトバンクが指定する番号
通話料金を抑えるなら、クラウドPBXもあり
「クラウドPBX」というサービスを利用すると、スマホを内線電話として利用でき、通話料を気にせず社員同士の通話が可能になります。
クラウドPBXとは、電話交換の機能をインターネット経由で利用するサービスです。クラウドPBXでは内線電話の電話機として、通常のビジネスフォンだけでなく、スマホも利用できます。
そのため、社員同士のスマホ通話を内線通話として無料で利用できるのです。また、外線通話も固定電話料金で利用できるため割安になります。
オフィスの電話も含めた費用削減をお考えの場合は、クラウドPBXの導入も選択肢に入れると良いでしょう。
クラウドPBXについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
クラウドPBXとは?メリット・デメリットや選び方を徹底解説! – Belong法人向けサービス
まとめ
本記事では、ドコモ、au、ソフトバンクのかけ放題サービスを紹介しました。
料金はドコモが他社より100円安いものの、各社ほぼ横並びです。おおむね月に40分以上通話(発信)する場合には、かけ放題サービスに加入した方がお得になります。
リモートワークや外出先で、社員同士やお客さま、取引先と通話する機会の多い企業では、かけ放題サービスに加入すると安心でしょう。
下記の記事では、大手3キャリアの法人プランの料金や割引、オプションなどをご覧いただけます。
【2022年版】大手3キャリアの法人プランを徹底比較【ドコモ・au・ソフトバンク】
格安SIMのかけ放題については、下記の記事をご覧ください。